すべてを失ったなんて思っていたけど、
自分は自分のままで、ここにいるじゃないか。
子どものときから今日まで、自分は自分だ。
自分以上でもないし、自分以下でもない。
自分自身はどこも欠けていないし、
何も失っていない。
人生は「引き算」で輝く 著 野口嘉則
私自身は教員を挫折退職するときに、
全てを失ったように感じていました。
私には力がない。ダメ人間。人に迷惑をかけて生きている…
もうこれ以上生きていけない…
半年ほどたってから…落ち着いて振り返ってみた時に
教師という肩書を退職するときには「脱いだだけ」だということに気づきました。教師をする前の自分に戻っただけということに気づきました。
気づくのに半年ほどかかりました。
得意なことや苦手なことがある自分も自分なんだ
うまくいく時もうまくいかないときも自分なんだと
その都度、その都度、ありのままの自分を受け入れて、
自分で自分にOK!を出していました。
何度も何度も自己受容を繰り返すことで、「そのままの自分で良いんだー」と感じることができるようになり、少しずつ未来に希望が出てきて、「次はこれがやりたいなー」という気持ちが出るようになりました。
身に着けてきたことを失うことは、
「ありのままの自分」に気づくチャンスです